作品詳細Artwork details

縦向きに30台を36列、全部で1,080台ものバスが色とりどりのペンで規則的に描かれている。バスの大きさや向きは全て同じで、配色にも規則性がみられる。色の並びはそのままに、次の1列では2つずつ色をずらして描き、同じ色の2つのバスが斜めに真っすぐになるように配置されている。モチーフとなっているのは、作者が以前から好んで描き続けている地元の路線バス。 施設職員が色ペンを手渡すと、作者自ら描き始める位置を決め、次に色の順番も決める。一台描き始めると自分の中に決まったルールがあるのか、迷いなく描き進めていく。 遠くから見ると幾何学的な面白さを感じ、近くで観ると膨大な数のバスに圧倒される。色遣いもポップで視覚的に楽しい作品である。（あいサポート・アートセンター）